修理事例のご紹介

ロレックス 2番車オーバーホールゼンマイチューブベゼルパッキンリューズ仕上げ(磨き)切替車裏蓋パッキン

ロレックス サブマリーナ /リューズの交換が必要(神奈川県横須賀市のお客様)

神奈川県横須賀市のお客様より、時計修理の匠工房に、ロレックス サブマリーナの修理依頼がございました。

仕事中振動工具を使用して、数日後カレンダーの日付を直すときにリューズがロックできなくなった。
購入してから35年くらい。
とのことでお申し込みを頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

時計の状態

パーツ不良の為、オーバーホールと複数の部品交換、リューズの交換が必要なお見積りとなりましたが、お客様より修理に加えて仕上げのご希望も頂きました。

サブマリーナのリューズ部は、防水性を高めるためにトリプロック式となっています。
リューズ側に2つ、チューブ側に1つのパッキンが装備されており、リューズをねじ込む際にゴムパッキンに圧をかけて内部の気密性を高めています。

チューブは、ケースとリューズ部を繋ぐ部品です。受側のチューブとのネジ山がかみ合い、固定(ねじ込み)される仕組みです。

リューズ部がロック不良になると、ねじ込みが出来ずに飛び出した状態になり、このままではリューズ部の防水が効かず、ゴミなども侵入し内部に影響を及ぼす可能性が非常に高くなります。

出来るだけリューズの交換が必要にならないよう、ねじ込む際は強引に押し込まず、時計に対してリューズが水平に回るように(ネジの切り込みを探すように)、ゆっくりと閉めて頂く事をお勧めさせて頂きます。

そして、一定周期の振動は時計に不具合が出る場合がございますので、ご注意くださいませ。

修理完了後、納品前のお写真です。

この度は当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。

また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、リューズ、チューブ、切替車、 ベゼルパッキン、2番車 、仕上げ(ケース・ブレス磨き)

修理料金:8万円台後半(税抜)※修理当時の価格