修理事例のご紹介

ロレックス オーバーホールゼンマイ裏蓋パッキン

ロレックス エクスプローラーのオーバーホールを実施しました(岐阜県岐阜市のお客様)

explorer-114270

岐阜県岐阜市のお客様より、時計修理の匠工房に、ロレックス エクスプローラー(Ref.114270)の修理依頼がございました。

急に時計が止まり、動かなくなりました。 との事でご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております

エクスプローラーについて

エクスプローラー(explorer)は日本語で冒険者を意味しており、過酷な冒険にも耐えうる時計を目指して開発されました。

シンプルなデザインと三角マーカー、3・6・9のアラビアインデックスを組み合わせた文字盤は、初代のモデルから現行モデル(2020現在)に至るまで、基本的なレイアウトを変えることなく受け継がれております。

元々、カレンダー機能もなく視認性を追求したエクスプローラー1は、デザインを含めて非常にバランスの良い時計です 。

時計の状態

今回はゼンマイ切れの状態でしたので、オーバーホールに加えてゼンマイと裏蓋パッキンの交換を実施致しました。

大事にご使用されておられたようで、外観は非常にキレイな状態でした。

時計が動かなくなる原因は様々ありますが、急に動かなくなった場合は、ゼンマイ切れや、落下などによる衝撃でパーツの破損/組合不良になっているケースが多いです。

ゼンマイは金属疲労により切れてしまいますので、いつ切れます!と予想が難しい部分です。

長い板状の金属で出来たゼンマイは機械式時計の動力源であり、手巻き時計と自動巻き時計ともに、ゼンマイが解ける際のエネルギーで針が動く仕組みとなっています。

ゼンマイが切れていなくても、金属疲労により本来の力を伝えることができず、精度も出にくくなっているケースもありますので、出来る限りゼンマイは消耗部品とお考え頂き、交換されることをお勧めさせて頂いております。

修理完了後、納品前のお写真です

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ

修理料金: 3万円台半ば(税抜) ※修理当時の価格


手巻き時計の場合は、手動でゼンマイを巻き上げていくと巻き止まり(固い)があり、そこから力任せに無理に巻き上げると、ゼンマイが切れます。

自動巻き時計の場合は、手動と腕の動き(ローターの回転)でゼンマイを巻き上げていきます。
着用中、腕の動きにより巻き上げていきますので、一杯にゼンマイが巻き上がっても切れないように巻き止まりがありません。

現在、機械式時計のほとんどは自動巻き時計です。

ただ、いくら自動巻き時計とはいえゼンマイの巻き上げが極端に少ない場合は、自動巻きの本領が発揮できず、すぐに止まってしまう原因となります。

完全に止まってしまった場合、 数回振っただけでは、ゼンマイの巻き上げが足りませんので、手動でゼンマイを巻き上げて頂いてからの着用をお勧めさせて頂きます。