修理事例のご紹介

ロレックス 3番車オーバーホールガラスゼンマイチューブバネ棒リューズ裏蓋パッキン

ロレックス デイトジャスト のオーバーホール、修理(東京都板橋区のお客様)

datedust-69173

東京都板橋区のお客様より、時計修理の匠工房に、ロレックス デイトジャスト(Ref.69173)の修理依頼がございました。

持続時間が短い/遅れ、オーバーホール希望、リューズでの巻き上げができない、留め具が緩いとのことでお申し込みがございました。

※到着時のお写真を使用しております

デイトジャストについて

ロレックス デイトジャストと言えば、ロレックスを代表するモデルであり、世界的に高い所持率を誇る、ベストセラーの名作です。
日本のバブル期には、デイトジャストのイエローゴールドとステンレスのコンビが圧倒的な人気を博し、需要に供給が追いつかなくなったそうです。

名前の由来はロレックスが開発した画期的な機構、”デイトジャスト機構”です。
デイトジャスト機構とは、午前0時にパチッと日付が切り替わるというものです。
今では当たり前に思える技術ですが、当時はロレックスが先駆けて開発したオリジナル機構でした。

文字板も多彩なバリエーションがありますので、選ぶ楽しみも増える時計がロレックス デイトジャストです。

時計の状態

お客様の時計は長年ご使用されたことにより、内部の油切れの状態でした。

ただ、30年近くメンテナンス無しでご使用されたとは思えないほど、比較的良い状態でございました。
部品も丈夫なことで有名なロレックスですが、恐らく毎日のご使用ではなく週末に着用される程度で、本当に大事にご使用されておられたのでしょう。

今回、オーバーホールに加えて内部の交換部品は、裏蓋パッキン、ゼンマイ、3番車でした。
ゼンマイは機械式時計の動力源であり、巻き上げられたゼンマイがほどけようとする力で機械式時計は動きます。
3番車は、2番車と4番車の間で輪列を担い、精度にも関係する歯車です。

お申し込み時に、 留め具が緩い とご相談を頂いておりましたので、留め具の緩みを調整しました。
(留め具の緩みはオーバーホール時に、可能な範囲で調整させて頂いております。)

今回、オプションとしてご提案した、リューズ、チューブ、ガラスの交換もご依頼を頂きました。

リューズはロックが浅くなっており、0.8周ほどしか引っかからない状態でした。
(当店ではリューズが比較的手配できますので、ロックの浅いお客様の場合は、出来る限りお見積り時にお知らせしております。)

チューブは、リューズを固定するためにケース側についている部分です。
(リューズは、受け側のチューブとのネジ山がかみ合い、固定(ねじ込み)される仕組みとなっております。)

リューズのロック不良(飛び出た状態など)の場合は、ロレックス本来の密封性が失われてしまい、リューズ部分から湿気や水、ゴミ等が入り込みやすくなり、時計にとって良くない状態になりますので、ロックが非常に浅い/不良のお客様は、出来る限り早めの修理をお勧めさせて頂きます。

そして 、ガラスの側面にヒビ有りの為、交換をご提案致しました。(防水不良になる可能性があった為、お知らせさせて頂きました)

修理完了後、納品前のお写真です

今回、仕上げはご希望されませんでしたのでオーバーホールに含まれる洗浄サービスでしたが、元々ブレスの目が細かい5連のタイプでしたので、洗浄サービスで十分綺麗になりました。

●お客様の感想

時計の納品後、お客様よりご連絡を頂きました。


時計受け取りました。
30年近くメンテナンスもせずに使って来てしまったので諦めようかとも思ったのですが やはり修理して良かったです
とても綺麗になり また元気に動き始めてます。
これからはメンテナンスもしっかりと思っています。
有難う御座いました。


当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。

ロレックスは価値を保つ為にも、定期的なオーバーホール、純正部品での修理をお勧めさせて頂きます。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、リューズ、チューブ、3番車、バネ棒(×2)、ガラス

修理料金:8万円台後半(税抜)※修理当時の価格


 

ロレックス デイトジャスト のオーバーホール、修理(東京都三鷹市のお客様)

東京都三鷹市のお客様からのご依頼です。
長年愛用していたロレックス デイトジャストが最近送れるようになり、
ゼンマイを巻くと少しガリガリと音がするようになり持続時間が短くなったので、オーバーホールをお願いします。とご相談を受けました。

デイトジャストについて

ロレックスのベストセラーモデルであるデイトジャストはその名の通り、毎日24時ジャストに日付が変わる機能から、”デイトジャスト”と名づけられました。
1945年にオイスターパーペチュアルデイトジャストの発売に合わせて、特別にデザインされた細かい5連タイプのジュビリーブレスレット 、ベゼルはフルーテッドベゼルと呼ばれる山形のデザインのベゼルを使用しています。
ロレックス デイトジャストは耐久性・防水性に優れた時計ですが、精密機械ですので、定期メンテナンス・オーバーホールが必要になります。
ムーブメントも独自の部品で構成されていて他の機械と比べても全体的に丈夫な作りなり耐久性にも優れていますが、 時計が止まる、遅れる、進むなど不具合が生じた場合は、修理・オーバーホールが必要になります。
今回下記のお客様のロレックスデイトジャストのオーバーホール、修理をご紹介させていただきます。

時計の状態

ムーブメント内部を拝見すると、油がなく、鉄粉が沢山発生していて不良部品も見つかりました。
オーバーホールと部品の交換修理を実施致しました。
ゼンマイが劣化していた為、ゼンマイの交換を致しました。ゼンマイは機械式時計の大事な動力源になります。
ローター真が摩耗の為、ローター真の交換を致しました。 ローター(回転錘)を支える軸です。 ローター真が摩耗すると自動巻きの巻上効率が悪くなります。
2番車が不良の為、2番車を交換致しました。分針を動かす歯車で、1時間に1回転します。
今回のオーバーホールと部品交換で、鉄粉もきれいに除去し、リューズのガリガリ音も無くなりスムーズに動くようになりました。
オーバーホール時の洗浄サービスでブレスの汚れも落ち、ロレックス デイトジャストの本来の輝きも取り戻しました。飽きの来ないシックでエレガントなデザインのロレックスデイトジャストをこれからも大切にお使いください。

●お客様の感想

時計の納品後、お客様よりご連絡を頂きました。


修理ありがとうございました。
写真付きの到着メールや、見積のご連絡など丁寧に対応して頂き、安心して修理をお任せする事が出来ました。
口コミを見ての依頼だったのではじめは少し不安でしたけど、お電話で色々とこちらの質問にも分かりやすく答えて頂き安心することが出来ました。
時計のリューズもスムーズになりとても満足してす。ぜひ次回も宜しくお願い致します。


当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。

ロレックスは価値を保つ為にも、定期的なオーバーホール、純正部品での修理をお勧めさせて頂きます。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、ローター真、 2番車

修理料金:4万円台後半(税抜)※修理当時の価格