修理事例のご紹介

セイコー オーバーホールバネ棒リューズ裏蓋パッキン

セイコー ブライツの修理を実施しました(埼玉県朝霞市のお客様)

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埼玉県朝霞市のお客様より、時計修理の匠工房に、セイコー ブライツ(6R21-00Z0)の修理依頼がございました。

購入して4年ほどで、最近ガラス内に曇り、細かい水滴がつくようになったのでオーバーホール希望。落下により着用時、時計のブレスの間の隙間が大きくなった。 とのことでお申し込みを頂きました。

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※到着時のお写真を使用しております。

セイコー ブライツについて

1881年に、セイコーのルーツである”服部時計店”が創業し、1892年には時計製造工場として”精工舎”を設立し、当初は掛時計の製造を行っていました。

そして、1924年に”精巧な時計を作る”という創業時の原点に立ち返るという想いを込めて、初めて『セイコー』腕時計ブランドが冠されました。


ブランド名の “Brightz” は、Bright(聡明で輝いている)と、Z(追求、ありつづけている)を組み合わせた造語です。

本質を見極める感覚を持つビジネスマンへ向けたブライツ。徹底的にこだわった時計としての基本機能「見やすさ」「着け心地の良さ」はブランド誕生から変わらない理念です。

時計の状態

今回はリューズ部分がサビの為、リューズを純正部品で交換致しました。

そして湿気入りの為、オーバーホールと裏蓋パッキンの交換、ベルトの先カンがたつきの為、バネ棒を交換致しました。

お客様の問診票に記載されておりましたが、湿気によりガラス内が曇り、細かい水滴が発生したこともあったようですが、文字板や針はキレイな状態でした。(良かったです)

白い文字板にブルーの石が配置されたスタイリッシュなデザインは、プライベートからビジネスシーンまで、幅広い活躍の場があります。

交換前の錆びたリューズです

元々この機種は10気圧防水の時計ですが、 水分が付着したままでのリューズ操作により、リューズについたマキシンを伝って、内部に湿気が混入する場合もございます。
(その他、うっかりリューズを引き出したままで使用していたなど、色々なケースがあります)

シャワーや蛇口からの水圧や、水泳などの動きは、瞬間的に防水機能以上の圧がかかり、湿気/水入りの原因となることが多いです。
(水中での動きは、かなりの水圧がかかります)

10気圧防水というと非常に高い防水機能と感じますが、これは時計をゆっくりゆっくり100mまで沈めた際の水圧に耐えることができるというものです。
(実際は、静止状態で空気加圧により防水検査が行われます)

水泳などは水中での腕の動きにより、想像以上(10気圧以上)の水圧がかかりますし、酷い状態ですと、内部にサビが回って修理不能となる場合もございます。

これはどの時計にも言えることですが、防水機能は永久ではございませんので、大事な時計の場合はなるべく水回りを避けてご使用されることをお勧めさせて頂きます。

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修理完了後、納品前のお写真です

この度は当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。


●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、リューズ、バネ棒

修理料金:4万円以内(税抜)※修理当時の価格