修理事例のご紹介

オメガ オーバーホールゼンマイプッシュボタン裏蓋パッキン

オメガ スピードマスター プロフェッショナル/オーバーホールとボタン交換など(長野県塩尻市のお客様)

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

長野県塩尻市のお客様より、時計修理の匠工房に、オメガ スピードマスター プロフェッショナル の修理ご依頼がございました。

手巻きのネジを巻いても動かなくなりました。 見積をお願い致します。
との事でご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

ギリシャ語で” 最終・究極 “を意味するオメガ。

オメガの傑作であるスピードマスター は1957年に誕生し、 1969年にはNASAの宇宙探査ミッション「アポロ11号」で、人類初の月面着陸を共に果たしました。

これにより、スピードマスターは”ムーンウォッチ”の名前で知られるようになり、現在もNASAの公式時計として愛用されています。

スポーツクロノグラフの先駆けであるオメガ スピードマスター プロフェッショナル(手巻き)タイプは、オメガの中でも非常に人気のあるモデルです。

1970年代以降、スピードマスターは自動巻きタイプ発表し、今日に至るまで多彩なバリエーションを誇りますが、オメガ スピードマスター プロフェッショナル(手巻き) はブラッシュアップされど、見た目は当時のモデルとほとんど変わっていないことも魅力の一つです。

時計の状態

ゼンマイ切れの為、オーバーホールに加えてゼンマイ交換、プッシュボタン(×2)が腐食している状態でしたので、交換が必要な状態でした。

ストップウォッチ機能を備えたクロノグラフの時計は、 基本的に2時方向のボタンでスタート(計測開始)→もう一度 2時方向のボタンでストップ(一時停止)→4時方向のボタンでリセット(計測終了)の手順となります。


よく、クロノグラフの針を 秒針 と思われているお客様もいらっしゃいます。
クロノグラフの針は、ある程度の負荷がかかる為、クロノグラフの針をリセットせずに動かし続けると時計に負荷がかかりますので、ご注意くださいませ。


プッシュボタン(×2)の交換が必要になることは、良くあることでは無い為、その他の交換部品も複数出る可能性が考えられましたが、今回は裏蓋パッキンとゼンマイ交換で済みました。

手巻きタイプのスピードマスター プロフェッショナルは、人気の衰えないモデルです。

これからもどうぞ大事にご使用くださいませ。

修理完了後、納品前のお写真です

当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、プッシュボタン(×2)

修理料金:5万円台後半(税抜) ※修理当時の価格