修理事例のご紹介

オメガ オーバーホールゼンマイ裏蓋パッキン

オメガ スピードマスター プロフェッショナル/オーバーホールと部品交換(長野県飯田市のお客様)

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

長野県飯田市のお客様より、時計修理の匠工房に、オメガ スピードマスター プロフェッショナル のオーバーホール/修理ご依頼がございました。

手巻きでゼンマイを巻いたところゼンマイが切れてしまいました。24年前に購入したものです。 との事でご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

ギリシャ語で” 最終・究極 “を意味するオメガ。

オメガの傑作であるスピードマスター は1957年に誕生し、 1969年にはNASAの宇宙探査ミッション「アポロ11号」で、人類初の月面着陸を共に果たしました。

これにより、スピードマスターは”ムーンウォッチ”の名前で知られるようになり、現在もNASAの公式時計として愛用されています。

スポーツクロノグラフの先駆けであるオメガ スピードマスター プロフェッショナル(手巻き)タイプは、オメガの中でも非常に人気のあるモデルです。

1970年代以降、スピードマスターは自動巻きタイプ発表し、今日に至るまで多彩なバリエーションを誇りますが、オメガ スピードマスター プロフェッショナル(手巻き) はブラッシュアップされど、見た目は当時のモデルとほとんど変わっていないことも魅力の一つです。


クロノグラフとは、 ストップウォッチ機能を備えた時計です。

スピードマスターの場合は基本的に、2時方向のボタンでスタート(計測開始)→もう一度 2時方向のボタンでストップ(一時停止)→4時方向のボタンでリセット(計測終了)の手順となります。


※よく、クロノグラフの針を 秒針 と思われているお客様もいらっしゃいます。
クロノグラフの針は、ある程度の負荷がかかる為、クロノグラフの針をリセットせずに動かし続けると時計に負荷がかかりますので、ご注意くださいませ。


時計の状態

今回はムーブ内油切れの為、オーバーホールに加えて、裏蓋パッキンとゼンマイの交換を実施致しました。

問診票に、” 24年前に購入したものです “と記載があり、オーバーホールしたことがないにチェックが入っておりましたが、非常に状態の良いスピードマスターでした。

恐らく、大事な日に大切に着用されておられたのではないでしょうか。

とても良い時計ですので、今後もどうぞお大事にご使用くださいませ。

修理完了後、納品前のお写真です

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容
オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ

修理料金:4万円台前半(税抜) ※修理当時(2021年)の価格


 

オメガ スピードマスター プロフェッショナル/オーバーホール、仕上げ(磨き)など(鹿児島県鹿児島市のお客様)

鹿児島県鹿児島市のお客様より時計修理の匠工房に、オメガ スピードマスター プロフェッショナル のオーバーホール/修理ご依頼がございました。

購入して15年程経ちます。
時間遅れに関しては 認識していませんが 15年経過している為、
何かしら不具合があるかもしれません
毎日は着けていませんが、ステンレスベルトのキズと風防の劣化が気になります。初めてオーバーホールを利用します。どうぞ宜しくお願い致します。
との事でご相談を頂きました。

オーバーホールと裏蓋パッキン、ゼンマイの交換、オプションでご提案した仕上げ(磨き)も実施致しました。

今回はお客様よりご希望を頂きましたので、風防ガラスは可能な範囲で磨きも実施致しました。

納品前の時計は小傷が取れて、見違えるほどキレイな状態でした。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル は手巻きタイプの為、ご使用前にある程度ゼンマイを巻く必要があります。
オメガ スピードマスター オートマチックは腕の動きによってゼンマイを巻き上げますが、運動量が足りない場合はゼンマイの巻き上げが不足する為、プロフェッショナルと同じように手動である程度ゼンマイを巻いてあげることが必要です。

スピードマスターはクロノグラフという部品の多い機種の為、できる限り定期的なメンテナンスをお勧め致します。

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容
オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、仕上げ(ケース・ブレス磨き)

修理料金:5万円台前半(税抜) ※修理当時(2021年)の価格