カルティエ オーバーホールベゼルパッキンマキシン(巻真)リューズ回路裏蓋パッキン
カルティエ パンテール ヴァンドームのオーバーホールを実施しました(秋田県秋田市のお客様)
![cartier-panthere](https://www.studio-takumi.com/wp-content/uploads/2020/11/img_090920_02.jpg)
秋田県秋田市のお客様より、時計修理の匠工房に、カルティエ パンテール ヴァンドームの修理依頼がございました。
気が付いたら、リューズが無くなって止まっていました。とのことでお申し込みを頂きました。
![cartier-panthere-before](https://www.studio-takumi.com/wp-content/uploads/2020/11/img_090920_01.jpg)
※到着時のお写真を使用しております。
カルティエについて
1847年でパリで創業したカルティエは、 ジュエリーブランドとしての地位も高く、カルティエ=高級なイメージがあります。時計に関してもタンク、パシャ、サントスなど、豊富なラインと独自性で、男女問わず人気のブランドです。
1983年頃に誕生した「パンテール」は、発売より圧倒的な人気を誇ったモデルです。
2008年頃に一度生産終了となったものの、2017年には見事に復活し、今なおジュエリーウォッチとして気品ある輝きを放っています。
パリのヴァンドーム広場からインスピレーションを受けたと言われる「ヴァンドーム」。
フランス語で豹を意味するパンテールはカルティエを代表するモデルであり、名作と呼ばれるパンテールの中で、ラウンドスタイルの「ヴァンドーム」は、繊細な5連のコマと上品なデザインが、いつの時代も色褪せない魅力があります。
時計の状態
今回のカルティエはリューズが欠品しており、止まりが発生している状態でしたので、恐らく電子回路の交換も必要になる可能性が高いと思われました。
やはり、欠品したリューズ部分からと思われる湿気入り、電池式の時計にとって心臓部分にあたる電子回路が不良の状態でした。
裏蓋パッキン、ベゼルパッキン、マキシンも劣化しておりましたので、オーバーホール時に交換をご提案させて頂きした。
そして、ケースや裏蓋にサビ、腐食が見られ、文字板にシミ、針にもサビが見られる状態でしたので、手を洗う際は外す、なるべく雨に濡れないようにして、濡れた場合はすぐに拭き取るようにご案内をさせて頂きました。
![cartier-panthere-after](https://www.studio-takumi.com/wp-content/uploads/2020/11/img_090920_03.jpg)
修理完了後、納品前のお写真です
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
●今回の修理内容
オーバーホール、裏蓋パッキン、ベゼルパッキン、回路、リューズ、マキシン
修理料金:5万円台前半(税抜)※修理当時の価格