修理事例のご紹介

カルティエ オーバーホール機止めネジ

カルチェ バロンブルーのオーバーホール/床に落下後、動かない(三重県桑名市のお客様)

カルチェ バロンブルー オーバーホール

三重県桑名市のお客様より、時計修理の匠工房に、 カルチェ バロンブルー の修理依頼がございました。

床に落としたところ動かなくなりました。
とのことでご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

バロンブルーについて

バロンはフランス語で、”風船” を意味しており、丸みを帯びたガラスや、ケースに統合された青い石の付いたリューズが特徴的なモデルです。

時計の状態

落下の衝撃によると思われる機止めネジの破損、破損したネジが機械内に混入しておりましたので、オーバーホール(分解修理)と機止めネジの交換を実施致しました。

衝撃によって動かなくなっている時計は、機止めネジや文字板の足が折れてしまった、機械組合不良などのケースがございます。

お客様の カルチェ バロンブルー は シェル文字板(薄い貝貼り) であり、一般的な文字板よりも割れる(剥がれる)恐れがありましたので、一層慎重な作業を致しました。

※お見積りの際に、シェル文字板についてのリスクも記載しております。


以前、別のお客様のお話ですが、カルチェのシェル文字板タイプを持っているが、メーカーに出すと高額なので近所やネットで見つけたお店にお願いししても、シェルだから~という理由で断られます、何とか見て頂けませんか?…というご相談を頂きました。

シェル文字板は、一般的な文字板に比べると割れる(剥がれる)リスクがある為、シェル文字板というだけて受けないお店も多いようです。

確かにお店にとってもお客様にとってもリスクは少ない方がよいですし、予め状態が悪そうな場合(水没など)や、お預かりして状態が悪い場合は、お見積り不可でご返送するケースもございます。

そして、アフターダイヤがついているのでメーカーに修理を断られました、使えないと意味がないのでダメ元で何とかできませんか?…というご相談もよく頂きます。
基本的に当店もアフターダイヤのついたカルチェはお受けしておりません。
アフターダイヤのリスクとしては、どういった経緯でどのような取付方をされているかわからない・外れる可能性もありますので、基本的にはお受けしないようにしております。(万が一、取れた場合の保証不可)

ただ、見栄えのよいアフターダイヤのついたカルチェを購入されるお客様も多いので、どうしてもお願いします!!というお客様には、可能な限り事前にメールで時計のお写真を送信していただいております。

無理な場合はできませんとのお答えになりますが、お困りの場合は一度お気軽にご相談くださいませ。

修理完了後、納品前のお写真です。

この度は当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。

また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、機械止めネジ

修理料金:3万円台半ば(税抜)※修理当時(2021年)の価格


 

カルティエ バロンブルー/定期メンテナンスとしてオーバーホール(千葉県我孫子市のお客様)

千葉県我孫子市のお客様より、時計修理の匠工房に、 カルティエ バロンブルー の修理依頼がございました。

電池切れかと思いましたが、リューズが浮いていただけのようでした。
でもしばらく変えていないので、オーバーホールと一緒に交換お願いします。
とのことでご相談を頂きました。

※到着時のお写真です

時計の状態

お客様は定期的にメンテナンスをされておられたようで状態も良く、オーバーホールと電池の交換で修理が完了致しました。

これからもどうぞ大事にご使用くださいませ。

修理完了後、納品前のお写真です

この度は当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。

また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、電池

修理料金:3万円台前半(税抜)※修理当時(2021年)の価格