修理事例のご紹介

オメガ オーバーホールセンター針ゼンマイプッシュボタン裏蓋パッキン

オメガ スピードマスター/オーバーホールとボタン交換など(広島県三次市のお客様)

オメガ スピードマスター

広島県三次市 のお客様より、時計修理の匠工房に、オメガ スピードマスター オートマチックのオーバーホール/修理ご依頼がございました。

クロノグラフの秒針が外れた。
持続時間が短くなってきた。
昼間使い夜外して置くと、翌朝止まっている事がある。
との事でご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

オメガ スピードマスター オートマチック

ギリシャ語で” 最終・究極 “を意味するオメガ。

1971年に スピードマスター オートマチック(自動巻き)タイプが初登場しました。

それ以降、オメガはオートマチック(自動巻き)クロノグラフを中心としてラインナップを広げ、現在に至るまでスピードマスター クロノグラフはプロフェッショナル/オートマチックを含めてオメガの中でも人気の機種となっております。

クロノグラフとは、 ストップウォッチ機能を備えた時計です。

スピードマスターの場合は基本的に、2時方向のボタンでスタート(計測開始)→もう一度 2時方向のボタンでストップ(一時停止)→4時方向のボタンでリセット(計測終了)の手順となります。


※スピードマスターに限らず、クロノグラフの針を “秒針 と思われている”お客様もいらっしゃいますが、クロノグラフの針は、ある程度の負荷がかかる為、クロノグラフの針をリセットせずに動かし続けると時計に負荷がかかります。
持続時間が短い原因になる場合もございますので、ご注意くださいませ。

時計の状態

クロノセンター針が外れており、再セット不可の状態でしたので、クロノセンター針の交換が必要な状態でした。

プッシュボタンもバネ不良の為、交換を実施致しました。

今回のお客様は、4年前にもご依頼を頂いたリピーター様でした。

ご使用状況にもよりますが、20年以上ご使用されておられるとの事ですので、今後も定期的なメンテナンスをお勧めさせていただきます。 

修理完了後、納品前のお写真です

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、センター針、プッシュボタン

修理料金:6万円台半ば(税抜) ※修理当時の価格