タグホイヤー オーバーホールゼンマイチューブリューズ裏蓋パッキン
タグホイヤー リンク/進む。リューズのロックが浅い(岡山県倉敷市のお客様)

岡山県倉敷市のお客様より、時計修理の匠工房に、 タグホイヤー リンク( WJF2111 ) の修理依頼がございました。
自動巻ですが6時間で約30分程進みます。よろしくお願いします。
とのことでご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。
タグホイヤー リンクについて
タグホイヤーの定番シリーズのリンクですが、1999年頃にセルシリーズの後継機として誕生しました。
三つ編みのような独特なデザインのブレスは、 手首にフィットするように設計されています。
時計の状態
ヒゲゼンマイ絡みの為、オーバーホール時にヒゲゼンマイ絡み直しも実施致しました。
急に時間が進むようになった…などの場合、磁気帯びやヒゲゼンマイ絡みのケースが多いです。
ヒゲゼンマイは、機械式時計の時間基準となるテンプの振れを一定に保つために取付られたバネであり、衝撃などが原因で絡んでしまうことがあります。(強い衝撃の場合は、テンプが振り切って止まってしまうケースもございます。)
そして、リューズのロックがかなり浅い(いつロックできなくなってもおかしくない)状態でしたので、オプションとしてリューズ・チューブの交換をご提案しましたところ、リューズ・チューブも交換有りで修理のご依頼を頂きました。 (今回は純正品でのご提案です。)
リューズがねじ込みできずに飛び出した状態になると、その部分から湿気やゴミが混入しやすくなり、内部の機械にもダメージを与えることとなってしまいますので、飛び出したままご使用されているお客様はどうぞご注意くださいませ。

修理完了後、納品前のお写真です
当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ
●今回の修理内容
オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、リューズ、チューブ
修理料金:5万円台前半(税抜) ※修理当時の価格(2021年)