タグホイヤー オーバーホールゼンマイチューブリューズ裏蓋パッキン
タグホイヤー/オーバーホールとリューズ ロック不良の修理を実施しました。(福井県南条郡のお客様)

福井県南条郡のお客様より、時計修理の匠工房に、 タグホイヤー クロノグラフ(CAF2111) の修理ご依頼がございました。
つまみが止まらない状態ですぐに時計が止まるようになりました。
他社に同様の内容を相談したところ、該当部品の入手が出来ない為、メーカーに送付する。という返答でしたが、御社も同様でしょうか? とのことでご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。
時計の状態
お客様のタグホイヤーは、リューズのロック(ねじ込み)が不良になっており、飛び出した状態になっておりました。
このままでは、リューズ部分より湿気やゴミが浸入しやすくなりますので、時計にとって良くない状態です。
タグホイヤーのリューズは種類が多く、純正部品が手配可能/不可の場合もあります。代用品でのご提案となる場合もございます。(恐れ入りますが、お預かり後の判断となります。)
※今回は、リューズも純正品で手配することが出来ました。
リューズがロック不良の状態ですと、受側のチューブの交換も必要となります。
(このタイプはチューブの加工も必要になります。)

修理完了後、納品前のお写真です
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
●今回の修理内容
オーバーホール、裏蓋パッキン、ゼンマイ、リューズ、チューブ
修理料金:6万円台前半(税抜) ※修理当時の価格(2020年)
クロノグラフについて
今回のお客様は、到着時よりクロノ針も12時で止まった状態でしたが、よく秒針とクロノ秒針を勘違いされておられるお客様もいらっしゃいます。
クロノグラフの針(ストップウォッチの針)は、ある程度の負荷がかかる為、クロノグラフの針をリセットせずに動かし続けると、時計に負荷がかかります。
(クロノ秒針は通常の秒針ではございませんので、ご注意くださいませ)
常時、クロノ針を動かしている状態ですと、時計に負荷がかかる為、止まりが早くなる(持続時間が短い)原因となる場合もございます。