その他
回路の交換について
お気に入りの時計が遅れてしまう、止まってしまった!そんな経験はありませんか?
クォーツ(電池式)時計の故障でお困りのお客様もいらっしゃると思います。
時計修理の匠工房では時計が動かない、遅れるなど、多くのお客様からご相談を頂いております。皆様は”回路”という言葉を耳にしたことはございませんか?回路とはクォーツ時計のムーブメントに内蔵されている電子回路です。クォーツ時計[水晶(クォーツ)]の故障で一番多い原因が、電子回路の不具合です。電子回路に不具合があると、時計の精度不良(遅れや進み)、時計の止まり、電池寿命の短縮などが起こります。
回路が不良の場合は正確に時を刻まない/動かないなどの不具合が出ます。下記のような症状が時計に現れた場合、回路に不具合が起きていることが濃厚とお考え下さい。
クォーツ時計が止まっていたので電池交換に出したところ、電池の交換だけでは動かないと言われた
クォーツ時計が少しずつ遅れてくるので、オーバーホール(分解掃除)を進められた
電池から液漏れしているのでオーバーホール(分解掃除)と電子回路の交換を勧められた
カレンダーが上手く変わらないなど
クォーツ時計の故障で8割以上を占める原因が、電子回路の不具合です。電子回路に不具合があると時計の精度不良(遅れや進み、止まり)、電池寿命の短縮などが起こります。
「修理に出したが電子回路の純正部品が入手できず、メーカーでしか修理出来ないと断られました」
「料金が高額なので修理を諦めていました」
など、匠工房に多くのお客様からご相談を頂いております。
そのようなお客様の声に少しでもお役にたてるよう、時計修理の匠工房ではお客様の立場になり少しでも良いご提案ができるよう日々心掛けております。
水晶(クォーツ)は、内蔵された電池から電圧を加えると振動し、この振動が心臓(頭脳)部分にあたる回路で制御されます。
制御された振動は電気信号に変換されて電流をコイルに流す基準となります。コイルに電流が流れると磁化し、もとより磁性のあるローターが回転することにより歯車に動力を伝え、最終的には針を動かすことになります。
基本的にゼンマイで動く機械式時計は秒針が滑らかに運針しますが、クォーツ時計の秒針はパチッ、パチッと1秒ごとに運針することが特徴に挙げられます。
クォーツ時計は回路ユニットが秒針を制御しています。電池から発生した電圧で起こった高振動の振動数を回路が制御することによりクォーツ時計は圧倒的な精度を出すことができます。そして、基本的には定期的な電池交換で動作するというお手軽感があります。
その一方で、クォーツ時計の心臓部分と言える”回路”が不良になってしまうと回路の交換をする以外に修理方法がありません。家電製品のように突然故障することもあり、約10~20年が回路の寿命と言われています。
電池交換では動かない、不具合が改善されない場合は電子回路の不具合が考えられます。
匠工房では電子回路の交換も承っておりますので、お困りのお客様は是非お気軽にご相談下さいませ。