オメガ
オメガのリューズ修理・交換
オメガのリューズ紛失や不具合、故障でお困りのお客様もいらっしゃると思います。
オメガの時計修理も受付している匠工房ではリューズの修理、紛失の新規取り付けなど、全国のお客様よりご相談を頂いております。
時刻操作をしようとリューズを引くと、リューズが抜けてしまい時刻合わせが出来ない…。
気が付いたらリューズが取れて紛失しており時計が使用できない…。
リューズが固くて回らない…。
リューズが飛び出したまま奥に押し込めない…。
お客様の声に少しでもお力になれるようにオメガの修理も受付している匠工房では、お客様の立場になり少しでも良いご提案ができるよう努めております。
防水性の高い時計(オメガのシーマスターなど)に多くみられるリューズの不具合として、ロック(ねじ込み)が出来ずに飛び出したままになるということがあります。
リューズをねじ込む時計のケース側についたギザギザの部分をチューブ(受側)と言います。経年劣化やリューズを力任せに押し込んだり、ねじ込み方が良くないと、チューブのギザギザ部分が徐々に削れてしまい、その内リューズがねじ込めなく(ロックできなく)なります。
ねじ込みが出来ない状態のまま放置すると、リューズ部分より内部に湿気やゴミが浸入しやすくなって時計にとって良くない状態となりますので、ロックできないだけだから…と放置せずに早めの修理をお勧め致します。
リューズ交換・修理をお願いしたいけどメーカーでしか修理出来ないと断られた、料金が高額なので修理を諦めていたなど、 可能な範囲で少しでもお役にたてるよう、時計修理の匠工房ではお客様の立場になり少しでも良いご提案ができるように日々心掛けております。
リューズは時刻や日付の修正に加えてネジの巻き上げなど内部の機械に繋がっており、動かす頻度が多いデリケートな部品です。
リューズには大きくわけて2つの役割があります。1つ目がゼンマイの巻き上げです。リューズは時計の中の動力部分とつながっており、リューズを巻くことでゼンマイを巻き上げることができます。
止まっている状態でだいたい50回ほど12時方向に巻くとゼンマイが巻き上がります。ただし、手巻きタイプの時計の場合は巻き止まりがあります。巻き止まりまでいくと固くなり、それ以上巻けない状態になります。手巻きタイプの時計は巻き止まりから無理に巻き上げるとゼンマイが切れますのでご注意くださいませ。(自動巻き時計は巻き止まりがありません)
2つ目の役割は、時刻合わせや日付調整です。基本的に日付表示がついているタイプは、リューズを一段外側に引くとカレンダー調整ができます。そしてもう一段引くと時計の針を動かすことができます。(※オールド機種や時計によって操作方法は異なります)
時計は精密機械のため、リューズを操作する場合はなるべく丁寧に扱うようにしましょう。リューズは折れやすいため乱暴に扱うと破損してしまいます。腕に着用したままリューズを操作する方もいますが、リューズの押し込みが水平にならずに斜めに閉まってしまうリスクがあります。そのまま閉めてしまうとリューズに負担がかかる場合があるため、なるべく腕から外してリューズを操作するようにしましょう。
また、リューズが緩かったり巻き上げの感触がガリガリしたりするなど、違和感がある場合は、無理に操作せずになるべく早めに修理を依頼するようにしましょう。
最終的にはお預り後の判断となりますが、匠工房ではオメガのリューズの交換・修理も内部修理と合わせて承っておりますので、お困りのお客様は是非お気軽にご相談下さいませ。