修理事例のご紹介

オメガ オーバーホールバックル裏蓋パッキン

オメガ シーマスター/留め具の不良。ベルトを引っ掛けてパチンとはまらなくなってしまいました

omega_seamaster

東京都大田区のお客様より、時計修理の匠工房に、オメガ シーマスターのオーバーホール/ベルト修理のご依頼がございました。

留め具の不良。ベルトを引っ掛けてパチンとはまらなくなってしまいました。 とのことでご相談を頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

時計の状態

今回は、クラスプ(中留/留め具)のパーツが一部欠品しており、修理不可の為、交換が必要な状態でした。

オメガの中留は手配が難しい部品ですが、今回は純正部品で手配することができました。

長年ご使用されておられたようで、ブレスの間に汚れが溜まっている状態でしたが、オーバーホールに含まれる【洗浄サービス】で汚れが落ち、キレイになりました。


【洗浄サービス】は磨きではございませんので、キズや打痕は残りますが、汚れが気になる状態ですと、十分キレイになったと感じられるお客様が多いです。
(汚れが落ちてキレイになりますので、逆に今まで気にならなかった小傷が気になるお客様も稀にいらっしゃいます。)

時計の小傷が気になる場合は、オプションとして仕上げ(ケース・ブレス磨き)のご提案も可能ですので、お申し込みの際に【仕上げ(磨き)も検討】とお知らせくださいませ。

※素材や状態によっては、仕上げ(ケース・ブレス磨き)のご提案が不可の場合もございます。


シーマスターは元々防水性の高い時計です。

ただ、いくら防水性の高い時計も、3時方向についているリューズ部分が緩んでいる、パッキンが劣化、誤ったご使用などにより、湿気や水が混入してしますケースがございますので、どうぞご注意くださいませ。

今回のお客様は、裏蓋の溝やブレスに汚れが溜まった状態でしたが、文字板や針、ガラスは非常にキレイな状態でした。
長年、相棒のように大事にご使用されておられたのだと思いました。

修理完了後、納品前のお写真です

オメガの外装部品の手配が、年々難しくなってきておりますが、今回は純正部品でクラスプ(中留)の手配ができました。


この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、クラスプ(中留)交換

修理料金:7万円台前半(税抜) ※修理当時の価格(2020年)