修理事例のご紹介

セイコー オーバーホールキャパシタリューズ中留裏蓋パッキン

セイコー ランドマスター/オーバーホール、中留交換など(神奈川県横須賀市のお客様)

セイコー ランドマスター キネテック

神奈川県横須賀市のお客様より、時計修理の匠工房に、セイコー ランドマスター キネティック( 5M65-0A20 )の修理依頼がございました。

止まった、針回しができない。2005年9月購入の品です。 とのことでお申し込みを頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

セイコー キネティックについて

1881年に、セイコーのルーツである”服部時計店”が創業し、1892年には時計製造工場として”精工舎”を設立し、当初は掛時計の製造を行っていました。

そして、1924年に”精巧な時計を作る”という創業時の原点に立ち返るという想いを込めて、初めて『セイコー』腕時計ブランドが冠されました。


一般のクオーツ式の腕時計はボタン型電池で動きますが、キネティック(KINETIC)は、【時計を振る】ことによって内蔵された発電機が回され、発電した電気をキネティックE.S.U.に. 蓄えて時計を動かすという、SEIKO独自の機構を持ったクオーツ時計です。

【動き】を電気に変換して蓄える方式ですので電池交換不要で、クオーツ時計の精度が出るというメリットがあります。 (キャパシタが経年劣化している場合は交換が必要です。)

長期間使用されずに完全に充電がなくなると、作動させるまでに時間がかかりますが、そこがまた良いというお客様が多い時計です。

時計の状態

今回は複数の交換部品が必要な修理となりました。

オーバーホールと裏蓋パッキン、キャパシタの交換に加えて、リューズが不良(折れ、針・日付合わせ不可)、中留も折れの為、 交換が必要な状態でした。

リューズ、中留ともに在庫が少ない状態でしたが、無事に交換することができました。


ランドマスター キネティック( 5M65 )について

キネティック(5M65)は、静止状態では蓄電せず、腕の動きを電気に変換して蓄える時計です。
充電残量が少なくなると秒針が2秒運針するようになりますので、1秒間に2往復のリズムで時計を振って充電してください。

●5M65の取扱説明書では、下記の充電方法が推奨されております。

※1秒間に2往復程度の早さで、約20㎝位の距離を往復させる様に振っていただくことが最も効率的です。
※極端に早く激しく振っても効率の良い充電はできません。
※発電機を回す回転錘の音が聞こえますが異常ではありません。

修理完了後、納品前のお写真です

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、キャパシタ、リューズ、中留

修理料金:3万円台半ば(税抜)※修理当時の価格