修理事例のご紹介

セイコー オーバーホールレーザー加工裏蓋パッキン

セイコー ドルチェ/クラスプ(留め具)不良の為、レーザー加工(埼玉県さいたま市のお客様)

セイコー ドルチェ

埼玉県さいたま市 のお客様より、時計修理の匠工房に、セイコー ドルチェ( 8N51-6010 )の修理依頼がございました。

止まった。 ベルトが壊れたまま20年ほど放置。少し高くても修理希望。 とのことでお申し込みを頂きました。

※到着時のお写真を使用しております。

セイコー ドルチェについて

1881年に、セイコーのルーツである”服部時計店”が創業し、1892年には時計製造工場として”精工舎”を設立し、当初は掛時計の製造を行っていました。

そして、1924年に”精巧な時計を作る”という創業時の原点に立ち返るという想いを込めて、初めて『セイコー』腕時計ブランドが冠されました。


1980年代にセイコー ドルチェが発売され、当時の価格からは高級ラインでした。1980~1990年代に発売されたアンティーク機種のシンプルで上品ながら高級感のあるデザインは、時を超えて今でも人気があります。

2000年代以降はガラッと印象を変え、主に実用性を重視し、ペアウォッチのドルチェ&エクセリーヌとして洗練されたデザインのものが多く発売されています。

時計の状態

今回はオーバーホールに加えて、クラスプ(留め具)のロゴ部分が破損しておりましたので、レーザー加工を実施しました。

状態によってはレーザー加工で対応できない場合もございますが、今回は部品が同封されており、レーザー加工で対応可能でしたので、無事に着用できるようになりました。

お申し込み時に、”20年ほど放置”と記載がございましたが、良い時計ですので是非、今後は活躍の場を設けてあげてください。

修理完了後、納品前のお写真です

この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
また何かございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

●今回の修理内容

オーバーホール、裏蓋パッキン、クラスプ/レーザー加工

修理料金:3万円台半ば(税抜) ※修理当時の価格